月の砂漠記

デザイナーの持続可能な働き方と、ヴィーガン生活のブログ

月の砂漠

Well-beingを見つめ続けた画家 ー ラウル・デュフィ展

f:id:yuramaki:20200205090735j:plain


デュフィの底抜けの明るさは、ただの明るさでない。
色、線、そこに描くものすべてを
「幸せ」と「平和」の基準のもとに、
丹念に選び取っているからだった。

 

今回の展示で、わたしが一番感動したのは
デュフィが絵とテキスタイルを行き来して
得た感覚に、作品から触れられたこと。

絵が服になって舞うのにインスパイアされて、
平面の絵画も踊るように空気をはらみ
さらにエネルギーを書き留めるような絵に変わっていく。

アートは、どんな平面のものでも
実物を見るのにはかなわないこと。
実物の発するエネルギーは、
筆遣いとか色選び、描いたときの感情が
そのまま減衰しないで乗っている。
印刷とはまるで段違いだと改めて感じたことも、
とてもよく記憶に残っています。

それを感じられたのは
自分の成長を感じたことでもあり、嬉しかった。

https://www.museum.or.jp/uploads/topics/topics8f2ac7c8cc48c7979b3701beb9acda259.jpg画像:https://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=viewphoto&id=1245&c=8y 

 

上の植物の絵は、テキスタイル後の作品。
「動いている、風がある、生きている」を
ブワッと絵全体から感じました。
この体験は本当にすごかった!!

 

デュフィの言葉

「自らの病気や世界の動乱が
作品に反映されてはならない」

「絵を描くことでわたしが表現したいのは、
自分の目に、心に、事物がどのように
映し出されているかということだ」

 

以前先輩の高校時代の先生が、おっしゃっていたことを聞いたのを思い出した。

「作品に気持ちをぶつけてはならない」

 

それは、社会に出すものは
人々を人類の理想へ導くもの、
人々の生き様や考え方が洗練されるような
方向に向かってなければならないということ。

社会に出したものは、
どんな形であれ作り手の感情が乗り、
それを見るもの触れるものに多かれ少なかれ、
影響を及ぼす...
言われてみると当たり前のこと、
常にこれを意識する大事さを
デュフィの絵から改めて体感しました。

ネガティブなものを書き出す
それも心を整えることに必要な1つのやり方。
でも、そういった役割はクローズドで
プライベートなものに留めておく。

役割をよく見定めて手を動かしたり
社会に出すかどうか判別する...
そういった感覚が必要ということだな、とも。

 

行ってからこれを書くまでに時間がかかりましたが、当時はかけなかった言葉や感覚が今かけたように思います^^ 

 

サステナブル デザインスタジオ HANDS
https://yuramaki.com/ 

 

 ・2020.8
桑沢デザイン研究所で、感性教育ワークショップ開催予定。今年のワークは5月ごろ公開します。予約は6月スタートです!

性教育研究Artlosophy 
https://sdeart.com/artlosophy